高プリン体の食品を極力避けてプリン体摂取量を1日400mg以内を目安にする
尿酸のもとになるプリン体のほとんどは、細胞の新陳代謝や運動によって産生されます。
そして、食品に含まれるプリン体からつくられる尿酸は全体の2割程度しかなく、残りの8割は体質と言われています。
以前は高尿酸血症や痛風の食事療法といったら、プリン体を含む食品を極力避ける厳しい食事制限でした。
ですが、プリン体はほとんどの食品に含まれていて、肉や魚、ビールなど様々な食品に含まれています。
これらの食品を避けるとなったら、必要な栄養素が不足してしまう恐れがあります。
最近の研究では、食品に含まれるプリン体でつくられる尿酸は2割ほどしかないことがわかり、それほど神経質にならなくてもよいと言われているんです。
尿酸値を下げるには高プリン体食品を避けることが大事
食事から摂るプリン体はそれほど神経質になる必要はないのですが、食品100g中に200mg以上含まれる高プリン体食を毎日食べ続ければ尿酸値を上げてしまいます。
高尿酸血症や痛風の食事療法では、高プリン体の食品を避けて、プリン体として1日400mgを超えないようにするのが目安と言われています。
基本的には高プリン体食品を極力避ければ、プリン体自体の摂取はそれほど神経質にならなくてもよいです。
高プリン体食である肝やレバー類、干物などの酒のツマミになるようなものは、プリン体の低い食品に変えるなどして極力避けましょう。
食品100g当たりの食品プリン体含有量
極めて多い | プリン体300mg以上 | 鶏レバー、真いわし干物、イサキ白子、アンコウ肝 |
多い | プリン体200~300mg | 豚レバー、牛レバー、カツオ、マグロ、マイワシ、大正エビ、マアジ干物、サンマ干物、するめ |
少ない | プリン体50~100mg | うなぎ、ワカサギ、豚ロース、豚バラ、牛肩ロース、牛タン、ボンレスハム、ホウレン草、カリフラワー、ブロッコリー |
極めて少ない | プリン体50mg以下 | コンビーフ、魚肉ソーセージ、かまぼこ、焼き竹輪、豆腐、牛乳、チーズ、鶏卵、とうもろこし、じゃがいも、米飯、パン、うどん、そば、果物、キャベツ、トマト、にんじん、大根、白菜、海藻類 |
プリン体は水に溶けやすい性質を持っているので、プリン体を多く含む肉や魚からとったスープにも注意をしましょう。
鍋の残り汁やラーメンのスープを飲まないなど、少しの心がけでプリン体の過剰摂取を防ぐことができます。
また、最近ではプリン体やコレステロールを吸着して排泄する作用のあるユーグレナなどの食品もあります。
このような食品やサプリを利用するのも尿酸値を下げるのに有効です。
当サイトでは管理人が痛風を改善した方法や尿酸値を下げるのに役立ったサプリメントなども紹介しているので参考にしてみてください。