日本の食品添加物の認可数は1500種類を超えて世界一
「食品添加物を気にしている人ってどのくらいいるでしょうか?」
- べつに日本の食品だし、安全でしょ・・・。
- いちいち気にしてない・・・。
- そんなこと言っていたら何も食べられない・・・。
こんな感じでしょうか。
僕はこんな感じでした。
日本の食は安全であるなんて聞いたことがある人も多いと思います。
実は、世界の国の食品添加物の認可数は、例えばアメリカでは133種、ドイツは64種、フランスは32種、イギリスは21種しかありません。
でも現在、日本の食品添加物は1500種類を超えて世界一の認可数と言われています。
ちなみに農薬使用量も世界一だそうです。
こんな事実を知ってる人はあまりいないと思います。
食品に関しては安全だと思っていた日本がです。
僕も知って驚きました。
たとえば、コンビニ弁当には沢山の食品添加物が使用されています。
僕も食品添加物の危険性を知る前までは、普通にファミマやセブンのコンビニ弁当を3食毎日食べていた生活を数年続けていたことがありました。
この記事を読んでいる人も自給自足でもしていない限り、99%の人は食品添加物をほぼ毎日摂取していると思います。
現在、食品のほとんどが機械によって大量生産されています。
食品添加物は食品を製造したり保存するために使用されるものです。
着色料や保存料、調味料、香料などの食品添加物は加工食品の製造に欠かせないものになっています。
生化学者のロジャーウィリアムス博士は「私たちの体は自分が食べたもの、飲んだもの以外の者からは何一つ作られません。これは学問的に真実です。」と唱えた。
私たちの体にある60兆の細胞は全身をくまなく循環する血液によって作られていて、つまり普段の食事から摂取した栄養素で血液や細胞が作られているということになります。
現代の人の体は食品添加物でつくられていると言っても過言ではないかもしれません。
食品添加物は厚生労働省が定めている基準内だから安全なのか?
これに厚生労働省は使用が認められている食品添加物については安全性に問題はないと述べています。
しかし、皆さんに知っておいてほしいのは食品添加物の危険性を確かめる実験は全て動物実験によるものということ。
当然、人間で実験するわけにはいかないわけですから、食品添加物をネズミやウサギなどの餌に混ぜて与えて影響を調べたものに過ぎません。
動物実験でわかることと言えば、
- 癌発生の有無 腎臓や肝臓などの臓器に障害が出るかどうか?
- 血液に異常は現れるかどうか?
- 体重の増減
など、 これらはすべてはっきりとわかる症状だけなんです。
ですので人間が食品添加物を摂取した時の影響、 たとえば、胃の不快感、下腹部の鈍痛、口の中の刺激感など、
自分で訴えないとわからない症状は動物実験では確かめようがないわけなんです。
こういった微妙な症状は、複数の添加物を摂取した時に症状が現れやすいと考えられています。
それと重要なのは、安全性についての動物実験は一つの品目の結果についてのみ調べられているだけということ。
動物実験において複数の添加物を与えた実験は全く行われていません。
2006年にはアスコルビン酸と安息香酸の2つの食品添加物を同時に使用した清涼飲料水から発がん物質のベンゼンが発生した事例もあります。
つまり、複数の添加物を摂取した場合の人体への影響については全くわかっていないということです。
さらに僕が驚いたのは、動物実験で強い毒性が認められているのにも拘らず平気で使われている食品添加物が、日本では少なくないということです。
たとえば赤色2号という合成着色料は、動物実験で発がん性の疑いが強いという理由でアメリカでは禁止がされました。
しかし、日本では、僕も牛丼食べる際にたくさんかけていた牛丼店にある紅しょうが、かき氷のシロップなどを色鮮やかな赤色にするためだけに使われています。
また輸入されたレモン、オレンジ、グレープフルーツなどに使用されている防カビ剤OPP(オルトフェニルフェノール)
にぼしに酸化防止剤として使われているBHA(ブチルヒドロキシシアニソール)なども発がん性が認められているにも拘らず使用されている状況です。
最近ではアメリカもトランス脂肪酸を禁止にしましたが、日本では未だ認可されてます。
何故、こんな危険な添加物が認可されているのかというと厚生労働省が消費者の健康よりも業者の利益や都合を優先させている実情があるからなんです。
危険な添加物が認められている背景にはアメリカの圧力、 それに食品添加物の使用が禁止されるとアメリカや日本の食品関連の企業が活動できなくなってしまいます。
そうすると経済が落ち込み、株価も暴落するなどいろいろ問題が出てきます。
それらを回避するために危険な添加物の使用を認め続けているのが現状です。
このような状況は食品添加物が盛んに使用されるようになった1960年代以降続いています。
ですので、消費者は自分や家族の健康を守るために防衛策をとらなけばいけないんです。
要は、発がん性があるなど危険性が高い食品添加物を避ける(それら含む食品を買わない)ということです。
そうしないとがんや臓器に障害が出て健康へのリスクが高まるということです。
実際、食品添加物だけが原因とは限りませんが、食品添加物が増加した1960年代以降がん患者は増加の一途をたどっています。
一説によれば日本人の食品添加物の摂取量は年間6〜8kgとも言われています。
若い人のガンの増加や生活習慣病の増加に食品添加物が関与していることに否定はできないでしょう。
こちらは食品添加物の営業マンとして働いていた安倍司さんの動画になりますが、食品の裏事情をわかりやすく暴露しているので見てみてください。
尿酸値と食品添加物の関連性
近年になり、痛風の原因となる高尿酸血症の約3割は腸管(小腸)の排水機能の低下により引き起こされることが東京大、東京薬科大などの研究チーム員より突き止められたことがわかりました。
尿酸値と腸内フローラ(環境)が関連しているという新しい発見です。
ですが、食品添加物は、その腸内細菌の数を減少させてしまうことがわかっています。
腸内細菌で有名な医師の藤田紘一郎氏は、
「腸内細菌は免疫を作り、自然治癒力の源泉にもなっている大事なものです。それなのに、日本人の体内では減っています。それは大地で育つ野菜や果実の摂取量が減る一方で、防腐剤や添加物入りの食べ物などをたくさん食べていることとも関係があると思います。」
と述べています。
また、体内に入ってきた食品添加物を解毒するために、肝臓、腎臓は常にフル稼働で働いています。
肝臓、腎臓といった臓器に必要以上の負担が掛かってしまっているということです。
肝臓は尿酸などの毒素を分解して、腎臓は毒素をろ過する働きをしています。
そして、痛風の原因でもある尿酸はほとんどが腎臓でつくられて排出されます。
当然、食品添加物の解毒でフル稼働の現代人の腎臓は、尿酸の排泄力が低下していてもおかしくないということです。
高尿酸血症で尿酸排泄低下型の人は食品添加物が影響していないとはいいきれません。
今まで自分がどんな食品添加物を摂取していて、どんなリスクがあったのか把握してみる(一部だけ)
ここでは、僕が普段気にもせずに食べていた食品に一部だけですが、どのような食品添加物が含まれているのか、どのようなリスクがあるのか調べてみました。
コンビニ弁当
pH調整剤に含まれるリン酸塩(NAは正式にはピロリ酸ナトリウムとポリリン酸ナトリウムのことを指します。)
ポリリン酸ナトリウムの3%含んだ餌をネズミに24週間与えた実験では、腎臓結石ができました。
また、リン酸塩を取りすぎると骨がもろくなる可能性があります。
リン酸塩は体から排出される物質ですが、その際に体に必要なミネラルまでも一緒に排出してしまいます。
カラメル色素
カラメル色素にはカラメルⅠ、Ⅱ、Ⅲ、Ⅳの4種類があり、カラメルⅢとⅣには発がん性のある4メチルイミダゾールが含まれています。
そして、日本にはどのカラメル色素を使用しているかの表示義務はありません。
亜硝酸ナトリウム
ハムやソーセージには亜硝酸ナトリウムが使われているものがあります。
亜硝酸ナトリウムは急性毒性が強く、発癌性も指摘されています。
アメリカではベビー食品への使用を禁止しているほどです。
缶コーヒー
微糖の缶コーヒーのほとんどに人工甘味料のアセスルファムKやスクラロースが使用されています。
アセスルファムK
甘味料(アセスルファムK ) 犬にアセスルファムK を含む餌は与えた実験では、GPT (肝臓障害の際に増加する)のそうかとリンパ球の減少が認められた。
スクラロース
甘味料(スクラロース) 有機塩素化合物の一種で、動物実験では胸腺や秘蔵のリンパ組織に萎縮を起こすなどの問題があることがわかっています。
ジュース
ジュースにはオレンジやブドウ、リンゴなどさまざまありますが、ほとんどの製品に着色料が添加されています。
中でも危険なのは発がん性物質が含まれるカラメル色素が使用されているものがあるということです。
カラメル色素
カラメル色素にはカラメルⅠ、Ⅱ、Ⅲ、Ⅳの4種類がありますがその中のⅢとⅣには発がん性物質が含まれています。
しかし、カラメル色素としか表示されていないのでどれが使われているか不明。
カップラーメン
油揚げ麺
麺を油で揚げてあるという意味です。
油は加熱すると酸化して有害な過酸化物質が出来やすくなります。
カラメル色素
カラメル色素 カラメル色素にはカラメルⅠ、Ⅱ、Ⅲ、Ⅳの4種類がありますがその中のⅢとⅣには発がん性物質が含まれています。
しかし、カラメル色素としか表示されていないのでどれが使われているか不明。
調味料(アミノ酸など)
Lグルタミン酸Naをメインとしたものになります。
Lグルタミン酸Naは毒性は低いですが、一度に大量に摂取すると、顔や腕にかけて灼熱感や動悸を感じることがあります。
惣菜パン
臭素酸カリウム
このパンには品質改善と踏み向上のため臭素酸カリウムを使用しております残存に関しては、厚生労働省の定める基準に合致しておりますなどと表示されています。
ネズミに投与した実験で、腎臓に腫瘍、腹膜にがんを引き起こすことがわかっています。
パンを生成する過程で分解されるといわれていますが完全になくなるかは不明です。
まとめと食品添加物の対策
You Tubeにも食品添加物セミナーというのがありました。
『食品添加物の基礎』渡辺雄二の食育セミナー第1回 「食べてはいけない添加物、食べてもいい添加物①」
『危険な食品添加物』渡辺雄二の食育セミナー第2回 「食べてはいけない添加物、食べてもいい添加物②」
『安全な食品添加物』渡辺雄二の食育セミナー第3回 「食べてはいけない添加物、食べてもいい添加物③」
『消費者を欺く添加物、消費者を欺く食品』渡辺雄二の食育セミナー第4回
「現代の食事はミネラル不足〜新型栄養失調」 中戸川貢の食育セミナー第1回
食品添加物ワースト・ランキング」 中戸川貢の食育セミナー第2回
食品添加物をとてもわかりやすく説明してくれています。
動画を見ればわかりますが、健康をうたった食品でも消費者が無知なのをいいことに平気で食品添加物が添加された商品がたくさんあります。
特に中戸川貢の食育セミナーは漫談みたいに面白く説明されていました。
他にもまだまだたくさんありますが、ありすぎて書ききれません。
ですので詳しく知りたい方は僕が参考にした書籍「危ない食品添加物ハンドブック」を参考にしてみてください。
kindleunlimitedの読み放題でも、クレジットカードを持っている人限定ですが、初めての人は30日間は無料で読めたと思います。
商品の裏に書いてある原材料表示名を気にしてる人なんてほとんどいないと思います。
僕もそうでしたが、こういうのを普段気にもせず食べていたわけです。
ちなみに外食の牛丼チェーン店やマクドナルドなどの食品も普通に食品添加物が添加されています。
詳しくは書きませんが、ネットで検索すれば食べる気は失くなりますね。
これらのほとんどの食品添加物が石油精製物質であり着色料はどれも発がん性が高く、アレルギーを発症しやすいことが動物実験で明らかになっています。
増粘安定剤のカラギーナンは胃潰瘍の発生率が高くなると指摘されているなど・・・挙げればキリがありません。
こんな感じで、日本における食品添加物の状況は海外先進国から見ても突出してひどい状況になっているわけです。
尿酸値を下げる食品やサプリメントを摂るのもいいのですが、内臓機能を正常に戻して、尿酸の排泄力を上げることも重要です。
そのためには、食品添加物などの知識を身につけるのも健康を取り戻すためには大切だと思います。
メディアやテレビは○○は○○に良いとかはよくやりますが、こういった食品添加物に関してはスポンサーや利権の関係でほとんど特集したりしません。
だから、ほとんどの人が無知なわけです。
そこで、僕が食品添加物に対して行った対策は、
- 食品を購入する際は裏に表示された原材料表示をしっかり確認して、危険な食品添加物の入った食品を最小限にする。(または購入しない。)
- 外食やコンビニ弁当は出来るだけ避けて自炊する。
- 断食をして体内の毒素をデトックスする。
をしてみました。