軽めの有酸素運動でも尿酸値は下がっていく
尿酸値を下げるためには「食事療法」と「運動」が欠かせません。
高尿酸血症や痛風を患っている人の7割は肥満というデータもあり、減量は必須です。
いってみれば肥満を改善することが尿酸値を下げることにもなるわけです。
また、減量するためには食生活の改善が重要ですが、それに運動をプラスすればより効果的です。
この記事では、有酸素運動と尿酸値について説明しています。
運動することで得られる効果
体重の増減は、食事などで摂取するエネルギー量と体を動かすことによって、消費するエネルギー量とのバランスによって決まります。
脂肪を1kg減らすためには約7200kcalも消費する必要があるといわれており、食事制限だけだと限界があります。
運動には、消費エネルギーを増やすことはもちろん、筋肉量が増え、基礎代謝を高める効果も期待できますから、減量した後もリバウンドしにくい体になるんです。
その他にも、余分な体脂肪を減らす効果やHLDL(善玉コレステロール)を増やす効果があり、糖尿病や高血圧、脂質異常症などの生活習慣病を予防する効果もあります。
ですから、積極的に運動することを心がけましょう。
筋トレのような無酸素運動は逆に尿酸値を上げてしまう
運動といっても過度な運動は逆に尿酸値を上げてしまう恐れがあるんですね。
中でも無酸素運動と呼ばれるグっと息を止めて力を入れるような腕立て伏せや筋肉トレーニングなどはこれに該当します。
これまであまり運動を行ってこなかった人が急に無酸素運動を行うと、体内での尿酸の合成が促進されて、一次的に尿酸値が上昇してしまいます。
また、激しい運動は血中に乳酸が産生され、腎臓からの尿酸の排出を阻害してしまい、これもまた体内の尿酸が増加します。
さらに、運動で汗を大量に出して水分が失われると、血液が濃縮されて、尿酸値の上昇とともに、尿酸結晶ができやすくなります。
運動の種類には有酸素運動と無酸素運動がありますが、尿酸値を下げるのに適しているのは有酸素運動になりますね。
尿酸値を下げるのにオススメの運動はウォーキング
有酸素運動とはウォーキングのような酸素を取り入れながら継続的に行う運動を言います。
その他にも、自分のペースで体の負担にならないのであれば、ジョギングやサイクリング、水泳などもオススメです。
有酸素運動を行う時間の目安としては、週3日最低30分程度は行わないと効果はあまりでません。
なぜなら、有酸素運動を始めてから20分ほど経過しないとエネルギー源が脂肪に切り替わらないと言われているからです。
やはり、一番手軽でオススメな有酸素運動といえばウォーキングになります。
ちなみに僕はあまり運動が好きではありませんでしたが、僕が行った運動と言えば、通勤ついでのウォーキングとサイクリングだけでした。
ウォーキングはすぐにやめてしまいましたが・・・。
運動する時間があまり作れない環境にいたこともあり、通勤を歩いたり、できるだけ階段を使うようにしたり、自転車で通勤するようにしたのですが、それだけでもかなり効果がありました。
これなら運動する時間を作ることもないし、交通費もお得ですし、通勤は毎日のことなので長続きしやすいです。
職場が遠いという人も1駅前で降りて歩くのもいいと思います。
デメリットとしては夏などは汗でダクダクになるので注意が必要ですかね。
いずれにしても、長く続けられて、苦痛を感じることなく、楽しく行える有酸素運動を選ぶことが大切になります。
また、有酸素運動とは言えませんが、気功を利用した不思議な運動も試してみたところ効果があったので、参考にしてみてください。