プリン体からつくられる尿酸は2割ほどしかない
人間の体内では、毎日「尿酸」という物質が産生され、排出されています。
尿酸値が7.0mg/dLを超えると高尿酸血症と呼ばれますが、その原因も尿酸によるものです。
痛風も尿酸・・・。
その元になっているのが「プリン体」といわれる物質になります。
最近では、プリン体ゼロのお酒やプリン体と戦う乳酸菌でおなじみの明治プロビオヨーグルト PA-3などで良く聞く言葉だと思います。
ですが、プリン体のことをあまり詳しく知っている人は少ないみたいです。
プリン体とは、簡単に言えば尿酸のもとになる物質で、尿酸は体内でプリン体が分解される時に生じる老廃物なんです。
尿酸の約8割は体内でつくられていて、細胞の新陳代謝によってつくられるプリン体から合成されています。
残りの2割は食品に含まれるプリン体から尿酸がつくられています。
意外にも食品に含まれるプリン体からつくられる尿酸は2割ほどしかないんですね。
とはいえ、動物性食品や高カロリー食品、アルコール類には多くのプリン体を含んでいます。
なので過剰に食べたり、飲み過ぎたりすれば、プリン体の摂り過ぎにつながります。
肥満を引き起こす生活習慣が尿酸値を上げてしまう原因
実は食生活から摂るプリン体の影響よりも、高脂肪食や高カロリーによってもたらされる肥満の方が影響が大きいことがわかっています。
肥満は糖尿病や脂質異常症などの様々な生活習慣病を引き起こす原因と言われていますが、痛風や高尿酸血症の人も例外ではないんです。
実際に肥満のある人の約7割に高尿酸血症がみられるというデータもあるようです。
もちろん、痛風や高尿酸血症を患っている全ての人が肥満というわけではありません。
しかし、肥満度が上昇すれば尿酸値も比例して上昇するという傾向があり、反対にダイエットに成功すると体重と一緒に尿酸値も下がるケースが多く見られるようです。
肥満の多くは食習慣や運動不足、ストレスなどの生活習慣が挙げられますが、その中でも食習慣の改善が最重要になります。
とはいえ、社会人になると職場や職種によっても食生活が左右されてしまう場合も多くあります。
昼は毎日外食を摂ったり、夜疲れて帰ってきたらファミレスやコンビニ弁当で食事を済ませてしまう環境に問題がある人もいるかもしれません。
- 夕食を食べるのが仕事でどうしても遅くなる
- 人付き合いでどうしてもお酒が控えられない
- 仕事で忙しく、自炊や弁当を持参するのが面倒
- 平日忙しくて、健康によさそうな食品を調達できない
このように食生活を改善するのは容易ではないのも事実なんですね。
時間が摂れない場合にはサプリや健康食品を利用するのもアリ
簡単に「食生活の改善をする」といっても、そう簡単にはうまくいかないものです。
普段自炊をしてなかった人が料理をするのは大変ですし、仕事が忙しくて時間がない人もいるかもしれません。
そのような人は、健康食品やサプリメントを利用するのも一つの方法です。
尿酸値を下げるには、基本的には食生活を改善することが望ましいです。
ですが、環境や生活の条件によっては改善が難しい人の場合には、健康食品やサプリメントも役に立つと思います。
現在では痛風の予防・改善を目的としたサプリメントも発売されていて、僕も使ってみて実際に尿酸値が下がったと思われるサプリもありました。
動物性脂肪、炭水化物を摂り過ぎないように抑制する。
ユーグレナに含まれているパラミロンでプリン体・脂肪・コレステロールを排出!
臨床試験により尿酸値の降下作用やプリン体の産生を抑制することが実証されているアンセリンを配合したサプリ。
実際に臨床試験でプリン体を抑制したり、排出したりする作用が認められている成分もあります。
プリン体が多い食品を避けたり、食事の量を減らすことが生活習慣の改善が前提なんですが、これらの成分を摂ることでいくらかは尿酸値が下がることが期待できる成分もあります。
また、生活習慣を改善することは大変労力がいることで、アルコールや高カロリー食、間食といった日常のストレス発散になっている人も多いです。
逆に生活習慣を改善することがストレスに感じて、続けられない・・・。という人もいるでしょう。
やはり、生活習慣の改善のポイントは、
- 手軽であること
- 続けやすいこと
- 自分に適していること
が、重要だと思います。
サプリを利用することで手軽で続けやすいというポイントは補えます。
しかし、サプリや健康食品にばかり頼って、今まで通りの生活習慣を続けていてはサプリの効果も半減してしまいます。
自分の生活習慣に合わせて、上手に健康食品やサプリを取り入れていきましょう。
また、ズボラな管理人も不摂生な生活を続けて、痛風を発症した経歴がありますが、自分なりに独自に生活習慣を改善した結果、尿酸値を下げることができたので下記の記事も参考にしてみて下さい。