痛風や高尿酸血症は【遺伝】するのか?

尿酸値を下げるコラム
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痛風や高尿酸血症と遺伝は関係性がある

 

「家族や親戚に痛風や高尿酸血症の人がいるんだけど。まさか遺伝か・・・。」

なんて考えている人もいるかもしれません。

日本で痛風や高尿酸血症を患っている人の約4割の人に痛風や高尿酸血症患っている家族や親族がいるといわれています。

なので、痛風になりやすい体質が遺伝することの関係はあるようです。

 

痛風を患った人の約8割に遺伝子の変異がある

 

最近の日本の研究では、29歳以下で痛風を患った人の約8割に遺伝子の変異があることが確認されました。

尿酸を体外に排泄する役割を持つ「尿酸トランスポーターABCG2」という遺伝子に変異(機能低下)がある人は、正常な人と比べて20歳代では痛風を発症するリスクが最大で22.2倍すべての世代において2倍以上になるという結果が報告されています。

尿酸の排泄で重要な役割をするのはこれまでは腎臓の役割が大部分を占めると考えられてきました。

しかし、最近では腸からの尿酸の排泄により尿酸値が大きく左右される可能性があることがわかってきています。

その腸からの尿酸を排泄するときに重要な役割を果たしているのが尿酸トランスポーターABCG2です。

なので、尿酸を作ったり排泄したりする能力に遺伝が関係することは研究によって明らかになっているんですね。

 

遺伝だからと言って尿酸値が下がらないわけではない

 

別に遺伝だからと言って尿酸値が下がらないわけではありません。

痛風や高尿酸血症、糖尿病、脂質異常症などの病気は代謝に異常が起こり、血液中の尿酸や糖質、脂質が過剰になる病気です。

原因としては先ほど説明した遺伝子の異常、食べ過ぎや運動不足などです。

人間の体内ではさまざまな酵素により代謝がスムーズに行われるように働いています。

ですが、遺伝子に異常があると、それらの酵素が足りなかったり不足して代謝が正常に行われなくなることがあります。

それが一因となって、生活習慣病を発症することがあります。

家族や親戚に代謝の異常により引き起こされる生活習慣病を患っている人が多い場合は、その遺伝子を引き継いでる可能性が高いかもしれません。

しかし、遺伝的に痛風や高尿酸血症なりやすい体質であったとしても暴飲暴食を控え適度な運動をすれば尿酸値は下がってきます。

僕なんか親戚とか親もほとんど痛風を患っていますが、独自の生活習慣の改善で尿酸値は下がりました。

遺伝とか関係なしにそれなりの努力とやり方次第で尿酸値は下がりますよ。

なので遺伝などはあまり気にせず生活習慣の改善にまじめに取り組んでいくことが尿酸値を下げるのに大切になります。

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